献立に迷うことのなかった子どものころ
子どもの頃、よく母親に今日の夕飯何がいい?って聞かれた。
その時、即答していました。高校生ぐらいまでずっと。
迷うことがなかったし、悩むこともなかった。
食べることに貪欲でした。
でも、この頃は、日々悩みます。
メニューに悩みます。
何が食べたいか決まらずの日もあります。
こうなったのは、福島原発事故後からかもしれない。
食物の安全について本当に考えるようになったから。
実際、今、日本の食料は安全なのだろうか。
外国から入ってくる食物だって山のようにあるし。
国は安全としか言わないからわからない。
外で食事をしたりすることを避けることができないから、せめて家で食べるときは安全な物を口にしたい。
手探りがずっと続いている。
家の冷蔵庫の中に入っている物も変わったなあと思う。
だから、今日の献立に迷うのである。
おいしくて安全なものを口にしたいと願うのである。